ヒルザキツキミソウを植えてはいけない?驚異の繁殖力の真相と後悔しない育て方
ヒルザキツキミソウを植えてはいけない?驚異の繁殖力の真相と後悔しない育て方についての最新情報をお届けします。
ネット上では「ヒルザキツキミソウには毒があるのではないか」という懸念が散見されますが、結論から言えば人体や犬猫などのペットに対する危険な毒性成分は含まれていません。にもかかわらず危険視されるのは、その破壊的な繁殖力と、近縁種との混同による誤解が背景にあります。
また、一般に「ツキミソウ」と呼ばれている植物の多くは、実はこのヒルザキツキミソウや同属のオオマツヨイグサ、コマツヨイグサです。本物のツキミソウ(Oenothera tetraptera)は夕方に白い花を開き、翌朝しぼむ頃には淡い紅色へと変化する繊細な一年草または二年草であり、現代の日本国内では栽培難易度が高く極めて希少な存在となっています。
流通している園芸品種の多くは、ピンク色の濃い「モモイロヒルザキツキミソウ(Oenothera speciosa var. childsii)」と呼ばれる選抜種です。パステルピンクのカップ状の花姿は非常に魅力的ですが、遺伝的・生態的性質は野生種と変わらず、強烈な侵略性を保持している点に留意しなければなりません。