正社員の給料と手取り額のリアル【2026最新】上がらない理由を解剖

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編集部が実施した20〜30代の会社員への取材や、各種SNS・コミュニティ上の生々しい給料明細の告白から見えてくるのは、数字上の「昇給」と「生活実感の困窮」の激しいズレです。

都内のIT関連企業に勤務する20代後半の男性会社員(勤続5年目)は、手元のスマートフォンで開いたWeb給与明細を見せながら次のように胸中を語りました。

「月給額面は26万5,000円。残業を20時間ほどこなしてこの数字です。しかし、そこから厚生年金、健康保険、雇用保険、所得税、住民税が引かれ、最終的な正社員手取り額は20万8,000円。都内のワンルーム家賃8万5,000円、光熱費や通信費、食費を差し引くと、月末に残るのは2万円足らず。『正社員だから安心』と親世代は言いますが、冠婚葬祭や家電の買い替えが一度あるだけで貯金が吹き飛ぶ綱渡りの生活です」

現場の正社員給与明細内訳を精査すると、控除項目の重みが年々増している事実が確認できます。とりわけ健康保険料率や介護保険料率の上昇、厚生年金の標準報酬月額上限見直しなどの影響が蓄積し、「基本給が月額5,000円上がったのに、控除額も同じだけ増えて手取りが1円も増えなかった」という現象が多発しています。額面の増加が社会保障費の増大にそのまま相殺される構造が、現役世代の閉塞感に拍車をかけています。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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