ムカデに噛まれた放置は危険?激痛と腫れを防ぐ応急処置と病院受診の目安
ムカデに噛まれた放置は危険?激痛と腫れを防ぐ応急処置と病院受診の目安について知っておくべき 注意点を分かりやすい構成で解説いたします。
ムカデに噛まれた直後は局所的なチクッとした痛みだけでも、時間の経過とともに毒素が皮下組織へと浸透していきます。ムカデの毒液には、セロトニンやヒスタミンといった激痛・かゆみを誘発する物質のほか、タンパク質を分解するヒアルロニダーゼや溶血毒など多様な酵素が含まれています。これらが組織を破壊し、毛細血管を拡張させるため、放置すると患部が2倍以上に腫れ上がるケースも珍しくありません。
さらに深刻なのが、傷口からの二次感染です。ムカデの牙には雑菌が付着していることが多く、適切な洗浄を行わずに放置すると、黄色ブドウ球菌などが皮下組織深くに侵入して蜂窩織炎(ほうかしきえん)を発症するリスクが高まります。患部全体が熱を持って赤く腫れ、歩行や関節の曲げ伸ばしすら困難になる事態を避けるためにも、初期対応の初速が運命を分けます。