松岡伸矢くん行方不明事件の真相|40秒の空白と怪電話の謎を徹底追跡
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事件が起きたのは、1989年(平成元年)3月7日午前8時15分頃。茨城県牛久市在住の松岡正伸さん一家は、妻・圭子さんの実母の葬儀に参列するため、徳島県美馬郡貞光町(現・つるぎ町貞光)にある親族宅を訪れていました。
早朝の散歩を終えた正伸さんは、長男の伸矢くん(当時4歳11か月)、次男、長女を連れて親族宅の玄関前に到着。正伸さんは、抱っこしていた次男を家の中にいた妻へ手渡すため、玄関の上がりかまちへと足を踏み入れました。その間、伸矢くんは玄関前の石段付近で待っていました。
正伸さんが次男を手渡し、再び玄関先へ戻るまでにかかった時間はわずか40秒ほど。しかし、そこにいるはずの伸矢くんの姿は消えていました。周囲は標高の高い山林に囲まれた行き止まりの集落であり、4歳の幼児が自力で視界の外へ走り去ることは物理的に不可能な時間でした。
直後から家族や親族、近隣住民、さらには徳島県警や消防団が動員され、延べ数百人規模での山狩り・ローラー作戦が開始されました。しかし、遺留品はおろか足跡や衣服の繊維すら一切発見されず、「徳島県貞光町40秒の空白」として世間に大きな衝撃を与えることになります。