霧と靄の違いは視程1Km?気象庁基準と霞・煙霧の見分け方を徹底解説
霧と靄の違いは視程1Km?気象庁基準と霞・煙霧の見分け方を徹底解説に関する疑問を丁寧にまとめました。詳細な解説をチェックしましょう。
気象庁が定める天気予報の気象用語解説において、霧と靄(もや)の違いは極めてシンプルかつ明確に数値化されています。その決定的な分水嶺となるのが視程1km未満であるかどうかという一点です。
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大気中に無数の大気中の水滴粒子が浮遊し、水平方向に見通せる距離(視程)が1km未満に落ち込んだ状態を「霧(きり)」と呼びます。一方、同じように水滴が漂って視界がかすんでいるものの、視程が1km以上かつ10km未満にとどまっている状態を「靄(もや)」と分類します。つまり、1km先にある高層ビルや鉄塔などの輪郭が完全に隠れて見えなければ「霧」、輪郭がぼんやりとでも視認できるなら「靄」というのが公式な定義です。
ここで気になるのが靄の読み方と意味です。「靄」は訓読みで「もや」と読み、音読みでは「アイ」と発音します。漢字の成り立ちを見ると、天から降る雨冠(あめかんむり)に、雲がゆったりと集まる様を示す「謁(エツ・アイ)」が組み合わさっており、「大気中に水蒸気が微細な水滴となって滞留し、遠景を薄く覆い隠すさま」を表しています。物理的な現象としてはどちらも空気中の水蒸気が凝結した液体微粒子ですが、濃度の濃淡によって観測上の名称が切り替わります。
さらに気象観測では、大気中の湿り気を示す湿度と発生条件も重視されます。霧も靄も本質は微小な水滴であるため、相対湿度は基本的におおむね75%以上(霧のピーク時はほぼ100%)に達しているケースがほとんどです。空気が湿り気を含んでいるかどうかも、乾いた空気で見通しが悪くなる別の気象現象と見分ける鍵となります。