台湾の売春は合法か違法か?法改正の罠と摘発のリアル【2026最新】
台湾の売春は合法か違法か?法改正の罠と摘発のリアル【2026最新】とは一体何なのか? 専門的な分析を丁寧に紐解いて紹介します。
台湾の性産業の歴史を振り返ると、過去には公認された売春制度が存在していました。日本統治時代に導入された貸座敷規制をルーツに持ち、戦後も台北市をはじめとする主要都市で「公娼制度」が維持されてきた経緯があります。
大きな転換点を迎えたのは1997年、当時の台北市長・陳水扁による公娼制度廃止の宣言です。女性の人権擁護や都市の健全化を掲げた政策により、2001年には台北市内の公娼館が完全に閉鎖されました。
この決定に対し、職を奪われた女性たちによる労働組合(日日春関懐互助協会など)が抗議活動を展開。性労働者の人権と生計の権利を巡って台湾社会は大きく揺れました。その後、「買う側だけを罰しないのは不公平」という司法判断を経て2011年の法改正に至りましたが、公娼の廃止によって問題が解決したわけではなく、産業が地下に潜り込む結果を生んでいます。