無性に氷を食べるのは貧血のサイン?氷食症の原因と治し方を徹底解説

無性に氷を食べるのは貧血のサイン?氷食症の原因と治し方を徹底解説の重要なポイントについて、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。

「無性に氷を食べる…」という衝動は、栄養素を含まない特定の物質を強迫的に摂取したくなる「異食症」の一種、氷食症(Pagophagia)に分類されます。製氷機の氷を一皿分まるまる食べてしまう、氷が入っていない飲み物に強い物足りなさを感じるなど、日常生活に支障をきたすほどの執着を見せるのが特徴です。

では、貧血になると氷が欲しくなるのは一体なぜなのでしょうか。現代医学では主に以下の2つのメカニズムが有力視されています。

第1に、自律神経の乱れと脳の温度調節機能の異常です。体内の鉄分が欠乏すると、赤血球が全身に酸素を運ぶ能力が低下し、脳への酸素供給が慢性的に不足します。これにより自律神経をつかさどる脳の視床下部が誤作動を起こし、局所的に体温が上昇したような感覚に陥るため、脳を冷却しようとして冷たい氷を欲すると考えられています。

第2に、口腔内の不快感と知覚過敏です。鉄欠乏性貧血になると、舌の表面にある乳頭が萎縮して平滑舌(赤く腫れてピリピリ痛む状態)や口角炎を起こしやすくなります。この口の中の熱感や違和感を冷やすために、無意識に氷を求めてしまうケースが多発しています。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest