近鉄鈴鹿線の運行状況と混雑の真相|ホンダ通勤の盲点と最新動向
近鉄鈴鹿線の運行状況と混雑の真相|ホンダ通勤の盲点と最新動向の要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。
鈴鹿線の朝の混雑は、一般的な地方私鉄のイメージを大きく覆します。その主因となっているのが、終点の平田町駅周辺に広がる本田技研工業(ホンダ)鈴鹿製作所およびその関連サプライヤー群への通勤集中です。平田町駅から工場正門までは徒歩圏内(約10〜15分程度)にあり、朝7時台から8時台前半にかけて到着する列車からは、作業着やスーツ姿のビジネスパーソンが途切れることなく吐き出されます。
「朝の平田町行きは座れるどころか、名古屋寄りの先頭車両付近では身動きが取りづらい日もある」と、毎朝通勤で利用する30代のエンジニア男性は現場の熱気を語ります。これに加え、鈴鹿高校をはじめとする沿線の高校に通う生徒の通学利用が重なり、ピーク時の乗車率は地方閑散路線の数値を遥かに上回る水準に達します。
夕方の復路においても、工場の操業シフト(通常勤務や定時退社日など)に合わせた退勤ラッシュが発生します。17時台から18時台後半にかけて平田町駅を出発する伊勢若松行きは、発車数分前からホームに列ができ、発車直前には立ち客が車両中央まで詰まる光景が日常化しています。