なぜ氷河が真っ赤に染まる?南極「血の滝」の謎と衝撃の真相を徹底解説

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平均気温がマイナス数十度に達する南極の氷河において、なぜ水が凍結せずに液体のまま噴出するのか。この長年の疑問に終止符を打ったのが、レーダー探査(無線エコー探査)や磁気測定を駆使した最新の地球物理学的調査でした。

テイラー氷河の地下数百メートルには、約150万〜200万年前に海水が閉じ込められて形成された超高濃度の塩水を含む「氷底湖」が存在しています。この塩水の塩分濃度は通常の海水の約3倍に達し、凝固点(凍る温度)が大幅に低下しています。

加えて、水が凍る際に発生する「潜熱(凝固熱)」が周囲の氷と水を温め続ける熱循環システムが働いていることが実証されました。氷河に亀裂が入ると、極めて高い圧力と熱対流によって塩水が押し上げられ、凍結することなく氷壁の割れ目から地表へと流出するのです。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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