伝説の洋画誌『映画の友』休刊の理由とは?淀川長治の黄金期と現在価値
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『映画の友』を語る上で欠かせない存在が、稀代の映画伝道師・淀川長治です。編集長としての淀川は、単なる原稿発注にとどまらず、自ら海外へ飛び出してチャールズ・チャップリンやアルフレッド・ヒッチコック、マリリン・モンローといった世界的巨匠やスターたちに直接インタビューを敢行しました。相手の懐に飛び込む情熱的な取材スタイルから生まれた肉声の数々は、他の追随を許さないキラーコンテンツとなりました。
また、淀川の盟友であり名副編集長・論客として誌面を支えたのが双葉十三郎です。双葉による的確かつ愛情に満ちた映画批評や採点方式は、読者に「映画を深く観る視点」を提示しました。淀川が放つエモーショナルな熱狂と、双葉が担保する冷静で知的な批評眼。この二人の絶妙なコンビネーションこそが、『映画の友』を単なるファンマガジンから映画愛好家のバイブルへと押し上げた原動力でした。