『男の勲章』が令和に再燃する理由と嶋大輔の現在|名曲の真意と秘話
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1980年代初頭、いわゆる「ツッパリブーム」の真っ只中に投下された『男の勲章』は、オリコンチャート最高3位を記録し、累計売上約37万枚(公称)という特大ヒットを打ち立てました。しかし、この楽曲の真の凄みは、昭和の一過性ブームにとどまらず、平成、令和と時代が移り変わるたびに幾度も再発見されてきた点にあります。
なかでも決定打となったのが、2018年秋に放送された福田雄一監督の連続ドラマ『今日から俺は!!』の主題歌起用でした。制作関係者の証言によると、同ドラマの企画段階から福田監督は「80年代の熱量とストレートなバカバカしさ、そして仲間思いの熱いスピリットを体現できる曲は『男の勲章』しかない」と強く希望していたとされています。
劇中のオープニングでは、主演の賀来賢人や伊藤健太郎をはじめ、清野菜名、橋本環奈、太賀(現・仲野太賀)、矢本悠馬、若月佑美ら豪華メインキャストによって結成された「今日俺バンド」が演奏と歌唱を披露。リーゼントとセーラー服姿でキレのあるステップを踏みながら歌い上げる姿は、当時のリアルタイム世代には強烈なノスタルジーを、若年層には「ダサかっこいい新鮮なロック」として受け入れられました。
放送開始直後からSNS上ではダンス動画の投稿が相次ぎ、動画配信プラットフォームでの再生回数は爆発的な伸びを記録。当時の小学生や中学生が運動会や合唱で合唱する光景が各地で見られるなど、ヤンキー文化という枠組みを完全に超えたファミリーアンセムとして再定着を果たしたのです。