モルタルとコンクリートの違いは?強度・費用・外構の使い分けを徹底解説
モルタルとコンクリートの違いは?強度・費用・外構の使い分けを徹底解説について詳しく解説いたします。最新の情報をご覧ください。
素材選びと施工計画において、素人が陥りがちな3つの代表的な誤解を是正します。
誤解①:「コンクリートなら絶対にひび割れない」という神話
コンクリートは非常に頑丈ですが、水和反応と乾燥に伴って必ず体積が収縮します。そのため、広範囲に土間コンクリートを打設する際は、3〜4メートル間隔で伸縮目地(スリットやエキスパンタイ)を設けなければなりません。目地を入れずに一面ベタ打ちすると、プロの施工であってもほぼ確実にランダムな乾燥収縮クラックが入ります。
誤解②:「薄塗りならモルタルを塗れば簡単に直せる」という過信
既存の古いコンクリート床の上に、薄くモルタルを塗り重ねて補修しようとすると、接着不良(ドライアウト)を起こしてパリパリと剥がれてしまいます。古い下地と新しいモルタルを密着させるには、高圧洗浄で汚れを落とした上で、吸水調整材(ハイモルエマルジョン等のシーラー・プライマー)を事前に塗布することが不可欠です。
誤解③:「少量なら生コン車を呼ぶより自分で練った方が圧倒的に安い」
ホームセンターで砂や砂利、セメントの袋を何十袋も買い出し、運搬・攪拌する手間と時間を計算すると、2〜3㎡を超える面積では生コン工場から小型アジテータ車(生コン車)で配送してもらった方が、結果的に安価かつ品質が均一になります。コンクリート打設の単価費用を検討する際は、材料費だけでなく時間的コストと廃棄コストも加味する必要があります。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
外構や補修作業において、DIYで進めるべきかプロの専門業者に依頼すべきかの明確な判断ラインをまとめました。
▼ DIY(モルタル・インスタント材)で十分に対応できるケース
- 花壇のレンガ積み、数個程度のインターロッキングブロック固定
- コンクリート土間の幅1mm未満のヘアクラック(ひび割れ)補修
- エアコン室外機の土台周りや、ピンポイントの段差擦り付け補修
- 作業面積が1㎡未満かつ、車両などの重量物が乗らない箇所
▼ プロの外構・左官業者に依頼すべきケース
- 乗用車を停める駐車場・カーポート下の土間コンクリート全面打設
- 高低差のある土地の土留め(擁壁工事)や、高さ1.2m以上のブロック塀施工
- 住宅外壁の広範囲なモルタル補修や左官意匠仕上げ
- 水勾配(雨水を適切に流すための1〜2%の傾斜)の精密な設定が必要な場所