ダイフク本社の真相|大阪と東京の2拠点体制や滋賀との違いを解剖
ダイフク本社の真相|大阪と東京の2拠点体制や滋賀との違いを解剖の要点や背景を丁寧にまとめました。全体像を一目で把握できます。
ダイフクに対して「ネット通販の倉庫で使われるコンベヤを作っている会社」という認識を持つ人は少なくありません。しかし、これは同社の実像の半分にも満たない誤解です。
同社の真の強みは、半導体・液晶ディスプレイ製造ライン向けの無塵搬送システム(クリーンルームマテハン)で世界圧倒的トップシェアを誇る点にあります。微細なゴミや静電気が許されない極限の環境下で、直径300ミリのシリコンウエハーを密閉容器(FOUP)ごと天井走行車(OHT)で高速搬送する技術は、ダイフクの独壇場です。TSMCやサムスン電子、インテルといった世界最高峰の半導体巨人が設備投資を行う際、同社のシステムなしには工場が成り立たない構造になっています。
さらに、空港の手荷物処理システム(BHS)や自動車組み立てラインの搬送装置など、社会インフラの深部に深く食い込んでいます。本社の外観は質実剛健で過度な華美さはありませんが、内実としては営業利益率10%前後をコンスタントに叩き出す高収益グローバルテック企業である点が、一般層のイメージとの最大のギャップです。