ユーロスターのロンドン〜パリ移動!高騰の真相と最安値予約の裏ワザ

ユーロスターのロンドン〜パリ移動!高騰の真相と最安値予約の裏ワザに関する専門家の意見を分かりやすく解説いたします。

「改札を通ればすぐにホームへ行ける」という日本の新幹線の感覚で駅に向かうと、取り返しのつかない事態に陥ります。ユーロスターを利用する上で最大の落とし穴となるのが、乗車駅で行われる「並置審査(Juxtaposed Controls)」の存在です。イギリスはシェンゲン協定に加盟しておらず、EUを離脱(ブレグジット)したため、ロンドンを出発する前に「イギリスの出国手続き」と「フランス(EU)の入国審査」をセント・パンクラス駅構内で連続して通過しなければなりません。

乗客が殺到するセキュリティチェックおよびパスポートコントロールでは、生体認証ゲートの混雑や入国審査官による質問によって、通過に1時間以上を要するケースが頻発しています。とりわけ週末やバカンスシーズンには、コンコースの外まで長蛇の列が伸びることが珍しくありません。

では、ユーロスターのチェックインには何分前に集合すべきか。公式のアナウンスでは「発車時刻の90分前までの駅到着」が強く推奨されています。ビジネスプレミア(現・ユーロスタープレミア)の乗客には専用ファストトラックが用意されていますが、一般のスタンダードクラス利用者は最低でも90分前、大型連休や朝夕の繁忙期には120分前の駅到着が安全圏です。

極めて厳格な注意点として、自動改札ゲートは発車時刻の30分前に完全に閉鎖されます。たとえ駅構内に足を踏み入れていたとしても、改札機を通過していなければ発券システム上で乗車権利を失い、容赦なく搭乗を拒否されます。セキュリティ列に並んでいる最中に発車30分前を過ぎてしまい、目の前で扉を閉ざされて高額な当日券を買い直す羽目になった日本人旅行者の体験談は、SNSや知恵袋でも枚挙にいとまがありません。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest