新表飛鳴の正体と新ビオフェルミンSの違い|なぜ爆売れ?真相を解剖

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結論から述べると、「新表飛鳴」とはビオフェルミン製薬が製造し、大正製薬が販売する「新ビオフェルミンS」の中華圏(台湾・香港など)向け漢字表記・ブランド名そのものです。中国語における「表飛鳴(ビョウヒメイ/発音:ビャオフェイミン)」は、「ビオフェルミン」というドイツ語・ラテン語由来の名称に対する音訳・当て字として誕生した歴史を持ちます。

ドラッグストアの店頭で見かけるパッケージには、日本国内向けの日本語表記版と、訪日観光客向けに「新表飛鳴」と大きく繁体字を併記した免税店・都市部インバウンド対応パッケージが混在しています。しかし、製造ラインおよび基本処方は神戸市西区に拠点を置くビオフェルミン製薬の同一工場で作られており、中身の製剤に品質的な差はありません。

では、なぜアジア圏の消費者は母国でも流通しているこの整腸剤を、わざわざ日本の店頭で熱狂的に買い求めるのでしょうか。そこには、「日本国内流通品=最も鮮度が高く、真正性が担保された本物」という現地の消費心理と、内外価格差が大きく影響しています。アジア各地の薬局では輸送コストや関税が上乗せされるため、日本旅行の際に免税価格でまとめ買いすることが最も合理的な購買行動と捉えられているのです。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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