一条ゆかり『プライド』結末の真相!史緒と萌の愛憎劇と映画の裏側

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2009年1月に公開された実写映画版『プライド』(金子修介監督)は、漫画の実写化における一つの金字塔として、今なお邦画ファンの間で特別視されています。公開当時のプロモーションでは、歌手・ステファニーが麻見史緒役として映画初主演を飾り、その卓越した歌唱力が話題を呼びました。

しかし、劇場公開後に世間の評価を激変させたのは、緑川萌役を演じた満島ひかりの凄まじい怪演でした。

当時、アイドルグループ・Folder5の活動休止後、苦闘の時期を経て本格的な女優への転換期にあった満島ひかり。彼女が演じた緑川萌は、底知れぬ貧困への恐怖、史緒の恵まれた環境に対する煮えたぎるような憎悪、そして自らの肉体やプライドを切り売りしてでも這い上がろうとする「剥き出しのエゴ」を完璧に体現していました。

映画関係者や批評家からは「主演を完全に喰ってしまった」「画面が彼女の登場によって一瞬で緊迫する」と絶賛の嵐が巻き起こり、この作品での演技が、同年に公開された園子温監督作『愛のむきだし』での世界的評価、そして各種映画賞の新人賞総なめへと直結する決定打となりました。

また、神野隆役を演じた及川光博のハマり役ぶりも見逃せません。洗練されたスーツ姿に冷徹な知性、その奥に潜む屈折した情熱を原作以上の色気で演じ切り、原作ファンからも「神野隆が実在するなら及川光博しかあり得ない」と圧倒的な支持を集めました。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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