神戸朝鮮初中級学校の現在と補助金問題|生徒数と教育のリアル
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神戸朝鮮初中級学校を客観的に評価する上で、一般にはあまり知られていない盲点や制度的誤解を明確にしておく必要があります。 第一の誤解は、「各種学校を卒業すると日本の高校や大学へ進学できない」という俗説です。これはかつて制度的な障壁が存在したものの、現在は文部科学省の通達改正や各大学の裁量により、朝鮮高級学校卒業生のほぼすべてに大学入学資格審査を経た日本の国公私立大学への受験資格が認められています。初中級学校を修了した生徒についても、日本の公立・私立高校を受験し、進学する道は広く開かれています。 第二の盲点は、生徒たちの「アイデンティティの二重性」です。現在通学している生徒たちの多くは在日4世や5世であり、母語は完全に日本語です。家庭内でも日本語で会話することが主流となっており、彼らにとって朝鮮語は「自然に話せる言葉」ではなく、「学校で努力して習得する継承言語」となっています。 「日本人とコリアンという二つのアイデンティティの間で揺れ動きながら、自らのルーツを誇りに変えていくプロセス」こそが同校の教育現場の本質であり、決して外部からステレオタイプに押し付けられるような単純な枠組みではありません。