耳が赤くなる理由と病気のサイン|片耳のほてりや赤耳症候群の対処法

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耳介(じかい=外に出ている耳の部分)は、人体のなかでも極めて特殊な構造をしています。皮下脂肪がほとんど存在せず、厚さわずか1mm前後のデリケートな皮膚のすぐ下に軟骨と無数の微細な血管網が密集しています。体温調節を担うラジエーターのような役割を果たしているため、血流の増減がダイレクトに皮膚の色調や温度として表面化しやすい部位なのです。

耳の赤みを引き起こす最大の引き金となるのが、アルコールによる耳の毛細血管拡張です。体内にアルコールが入ると、肝臓で代謝される過程で生じる「アセトアルデヒド」が血管拡張作用をもたらします。特に顔面から耳介にかけては血管の拡張反応が鋭敏であるため、飲酒開始から15〜30分程度で耳が真っ赤になり、脈打つような熱感を覚える人が多く見られます。フラッシャーと呼ばれるアルコール代謝酵素(ALDH2)の活性が低い体質の人は、ごく微量の飲酒でも激しい血管拡張を起こします。

さらに見逃せないのが、寒暖差アレルギーと耳の充血の関係です。医学的には「血管運動性鼻炎」や自律神経性の血流障害の一種として説明されますが、冬場の屋外から暖房の効いた室内へ入った際など、7℃以上の急激な温度差にさらされると、収縮していた末梢血管が一気にリバウンド拡張を起こします。この急激な血流再灌流によって耳介の毛細血管に血液が充満し、強いほてりと赤みが生じるのです。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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