駅ホームの点字ブロックにある「1本線」なぜ?命を救う突起の真相を徹底解説
駅ホームの点字ブロックにある「1本線」なぜ?命を救う突起の真相を徹底解説とはどのようなものなのか? 主要なファクトを整理してお届けします。
街中や公共施設で見かける点字ブロックは、日本工業規格(JIS T9251)によって規格化されており、大きく分けて「警告ブロック」と「誘導ブロック」の2種類が存在します。駅ホームの安全を理解するうえで、この2つの基本的な役割の違いを知ることは欠かせません。
1つ目の誘導ブロック(線状ブロック)は、平行な凸線が引かれたブロックで、移動の方向や進むべきルートを示すために敷設されます。視覚障害者は線の方向に沿って白杖を滑らせたり足裏でなぞったりすることで、目的地まで安全に誘導されます。
2つ目の警告ブロック(点状ブロック)は、格子状の点状突起が並んだブロックで、階段の手前、交差点、横断歩道、そして駅ホームの端など「危険な場所や注意すべき地点」の手前に設置されます。駅ホームの端に並んでいるブロックは基本的にこの警告ブロックであり、その内側に線状突起をハイブリッド構造として付加したものが内方線付き点字ブロックです。
この点字ブロックは、1965年に岡山県の発明家・三宅精一氏が友人の失明をきっかけに私財を投じて開発し、1967年に世界で初めて岡山市内の交差点近くに敷設された日本発祥のバリアフリー技術です。現在では世界各国で国際標準として採用され、多くの人々の安全を支えています。