支保工とは?足場との決定的な違いや種類・崩壊防ぐ安全基準を解説
支保工とは?足場との決定的な違いや種類・崩壊防ぐ安全基準を解説の背景について、専門知識を取りまとめてご紹介します。
事故を未然に防ぎ、作業員の安全を完全に担保するためには、日々の定常的な点検と、組立時以上に危険が伴う解体作業の標準化が不可欠です。
支保工の点検チェックリスト(打設前・打設中・悪天候後)
現場管理者は以下の支保工の点検チェックリストに基づき、チェックシートを用いた確実な確認を行わなければなりません。
- 基礎・脚部:敷板の割れや浮きはないか、根がらみは確実に固定されているか、地盤に雨水による洗掘や沈下は見られないか。
- 支柱・接合部:パイプサポートのピン・ボルトは専用品が正しく差し込まれているか(番線や釘での代用は厳禁)、ボルトの締め付けトルクは規定値に達しているか。
- 水平つなぎ・筋かい:設計図通りの段数・スパンで配置されているか、クランプの緩みや外れはないか。
- 打設中の監視:コンクリート打設中、型枠下部に監視員を配置し、部材のきしみ音、ピンの変形、油圧ジャッキの圧力低下などの異常兆候がないか常時目視確認しているか。
支保工解体の安全手順とルール
支保工解体の安全手順において最も重要なのは、「コンクリートが所定の圧縮強度を発現していることをテストピースの破壊試験で確認してから着手する」という大原則です。養生日数が経過したからといって、気温低下などで強度が未達の状態で支保工を外せば、構造物が自重でたわみ、最悪の場合は崩落します。
- 強度発現の確認:現場水中養生または現場同条件養生を行ったテストピースの圧縮強度試験結果を確認し、監理技術者の承認を得る。
- 立入禁止措置と合図の統一:解体区域の下方を立ち入り禁止とし、監視員を配置。作業主任者による合図を徹底する。
- 解体順序の厳守:中央部から端部へ、あるいはスラブから梁へと、構造計算に基づく適切な荷重移行順序に従って徐々にサポートを緩めていく。一気にサポートを外して衝撃荷重を与えてはならない。
- 部材の落下防止:取り外したパイプサポートや金物は手渡しまたは荷揚げ設備で安全に降ろし、上部から投下してはならない。