デフォルメとは?単なる簡略化との決定的な違いと神絵師の黄金比を徹底解説
デフォルメとは?単なる簡略化との決定的な違いと神絵師の黄金比を徹底解説の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。
「普通の等身イラストは描けるのに、ちびキャラにすると途端に不格好になる」と悩む描き手は少なくない。ここでは、再現性高く魅力的なキャラクターを生み出すためのデフォルメキャラ描き方詳細まとめを3段階で解説する。
第一のステップは「シルエットの抽象化」だ。キャラクターの立ち絵を用意し、真っ黒に塗りつぶした状態で何者であるかが識別できるかを確認する。ツインテールやアホ毛、武器、大きなリボンなど、そのキャラクターを象徴するアイコンを1〜2点に絞り込み、他は思い切ってグループ化(面として統合)する。この割り切りができないと、画面が情報過多に陥り、デフォルメ特有の軽快さが失われてしまう。
第二のステップが「顔面パーツの圧縮配置」である。リアルな人体の頭蓋骨構造にとらわれず、顔の下半分、極端に低い位置に両目・鼻・口を集中させる。瞳の上端を頭部全体の真ん中(あるいはそれ以下)に設定し、顎のラインをふっくらとしたおにぎり型に丸めることで、人間の生得的トリガーである「ベビーシェマ(幼児特徴)」が発動し、見る者に強烈な愛着を想起させる。
効果的な初心者向けデフォルメ練習法のコツとして推奨されるのが、「丸・三角・四角の幾何学図形の中に既存のキャラクターを押し込めて描く」というトレーニングだ。ポール・セザンヌの提唱に立ち返り、球体と円柱だけで立体を捉え直すことで、表面の細かなシワや髪の毛にとらわれない強固な立体把握力が強制的に鍛えられる。
【プロの結論】デフォルメ表現に向いている人・慎重になるべき人の判断基準
クリエイティブにおいて、デフォルメの手法を効果的に活用できるか否かは、描き手の思考特性に大きく左右される。自身の制作適性を見極めるための判断基準を提示する。
【デフォルメ表現に向いているクリエイター】
・物事の「最も面白い一点」を瞬時に見抜き、言語化できる人
・不要なディテールを勇気を持って切り捨てる「引き算の美学」を楽しめる人
・グラフィックデザインやUI/UXの視覚優先度設計に強い関心がある人
【一度立ち止まり、基礎を固めるべきクリエイター】
・人体の骨格やパースを描くのが苦手だからという「逃げ」の理由でSDキャラを選んでいる人
・原作の設定や装飾をすべて描き込まないと気が済まない、強迫的な足し算思考の人
・歪んだ線に対して「これが自分の味だから」と客観的な重心チェックを怠る人