血を吐いたら何科へ?喀血と吐血の違いと救急判断ガイド2026
血を吐いたら何科へ?喀血と吐血の違いと救急判断ガイド2026について見逃せない 注意点を分かりやすい構成で解説いたします。
救急車を要請してから到着するまでの平均所要時間(全国平均約9〜10分)において、周囲の介助者が行うべき応急処置は「窒息の防止」に尽きます。
出血した人を仰向け(背臥位)で寝かせることは最も危険です。流れ出た血液が喉に落ち込み、気管を完全に塞いで窒息死を招くためです。吐血の場合は、顔を横に向けた「回復体位(側臥位)」を取らせ、血液が自然と口の外へ流れ出るようにします。
喀血の場合で、もし左右どちらの肺から出血しているか判明している(あるいは患者自身が「右胸がゴロゴロする」などの自覚がある)場合は、出血している側の肺を下にする「患側下位」で寝かせます。出血している肺を上にすると、重力によって血液が気管分岐部を伝い、正常な健側の肺へ流れ込んで両肺の呼吸機能を奪ってしまうからです。どちら側か不明な場合は、上半身を軽く起こした半座位(ファーラー位)を保ち、咳とともに血液を吐き出しやすい姿勢を維持してください。