点字ブロックの種類と見分け方|線と点の決定的な違いと黄色い秘密
点字ブロックの種類と見分け方|線と点の決定的な違いと黄色い秘密の基本情報から最新動向までをわかりやすく整理しました。
基本の2種類に加え、特定の危険箇所向けに開発された特殊なブロックが存在します。その代表格が、鉄道駅のプラットホームで見かける「内方線(ないほうせん)付き点字ブロック」です。
駅ホーム転落事故を防ぐ「内方線」の構造
駅のホームは視覚障害者にとって「欄干(手すり)のない橋」と形容される極めて危険な空間です。従来の点状ブロックだけでは、足で踏んだときに「どちら側が安全な内側で、どちら側が線路(危険な外側)か」を即座に判別することが困難でした。
国土交通省の設置基準見直しに伴い導入が進んだ「内方線付き点字ブロック」は、点状突起が敷き詰められたブロックの片端に、幅12mm程度の太い突条(線)が1本追加されています。この線の感触がある側が「ホームの内側(安全側)」であることを示しており、線路への誤進入や転落を防ぐ決定打となっています。
横断歩道を結ぶ「エスコートゾーン」の役割
道路交通環境において見落とされがちなのが、横断歩道の中央に設置される「エスコートゾーン」です。視覚障害者が広い交差点を渡る際、騒音や風によって方向感覚を失い、横断歩道を斜めに外れて車道へ進入してしまう重大事故が後を絶ちませんでした。エスコートゾーンは、横断歩道の中央に沿って敷かれた連続突起状のシートであり、白杖で叩きながら歩くことで対岸まで一直線に進むガイドラインとなります。