オートクチュールとは?プレタポルテとの違いと超高額の真相
オートクチュールとは?プレタポルテとの違いと超高額の真相の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。
オートクチュール(Haute Couture)はフランス語で、「Haute(高級な・上質の)」と「Couture(仕立て・縫製)」を組み合わせた言葉です。日本語では一般に「高級注文服」や「高級仕立服」と訳されます。
日本国内では仕立ての良い服全般を指してカジュアルに使われるケースも見られますが、本場フランスにおいて「オートクチュール」はフランス産業省および「パリ・オートクチュール組合(通称サンディカ:Fédération de la Haute Couture et de la Mode)」が管理する法的な保護呼称です。基準を満たさないブランドが勝手に名乗ることは法律で禁じられています。
サンディカが設けている正式会員(Membres de la Haute Couture)の加盟条件と認定基準は極めて厳格であり、主に以下の項目が義務付けられています。
- パリ市内に専属のアトリエを構えていること
- アトリエに最低15名以上のフルタイム職人(針子・技術者)を常時雇用していること
- 専任の技術スタッフを最低20名以上確保していること
- 顧客一人ひとりの体型に合わせて完全手作業で採寸・仮縫い・縫製を行うオーダーメイドであること
- 毎年2回(1月と7月)、パリの公式コレクションにて最低25〜50ルック以上のオリジナルデザイン(昼・夜のウェア)を発表すること
これらの厳しい審査を毎年更新・維持できるメゾンは世界でもごく一握りです。正会員のほか、パリ市外に本拠を置く「コレスポンダン(国外会員:アルマーニ プリヴェやヴァレンティノなど)」や、組合から招待された「ゲスト会員」枠が存在し、選ばれしクリエイターのみがオートクチュールコレクションの公式カレンダーに名を連ねることができます。