『北斗の拳』リンの正体と宿命!バットとの結末や天帝の血筋を徹底解説

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物語の第1話、ジード率いる野盗集団に囚われていた村の牢番の少女。その出自を単なる「名もなき戦災孤児」だと思っていた読者に最大の衝撃を与えたのが、第2部「天帝編」で明かされたリンの正体です。彼女は、乱世を司る至高の存在「天帝」の直系であり、帝都で総督ジャコウの傀儡として幽閉されていた天帝ルイの双子の妹でした。

天帝の血筋において「双子の誕生」は凶兆とされ、かつて「天に二つの太陽は要らぬ」という非情な不文律が存在していました。どちらか一方を抹殺せねばならない掟の下、生まれたばかりの幼いリンの殺害を命じられたのが、元斗皇拳の正統伝承者である将軍ファルコでした。しかし、無垢な赤子を手にかけることができなかったファルコは、自らの良心に従って掟に背き、自らの親戚筋の家庭へリンを密かに預けたのです。

やがて育ての親が野盗に襲撃されて落命し、極度のトラウマから声を失ったリンは、偶然にもケンシロウと巡り合いました。つまり、第1話でケンシロウが助けた名もなき少女は、奇しくも北斗と元斗の宿命を結びつける天帝の真の血統そのものだったのです。帝都の地下牢で対面を果たした姉・ルイとリンが、互いの境遇を越えて涙を流しながら抱き合う場面は、過酷な血脈の軛(くびき)から解放された感動的な名シーンとして語り継がれています。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

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