新生児のゲップが出ない!助産師が明かす簡単な出し方と寝た時の対処法

新生児のゲップが出ない!助産師が明かす簡単な出し方と寝た時の対処法にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。

SNSや育児コミュニティの生の声、産後ケア宿泊施設で日々赤ちゃんと向き合うスタッフの観察記録を辿ると、教科書通りにはいかない生々しい葛藤が浮き彫りになります。「授乳のたびに寝落ちしてしまう」「突然身体を真っ赤にして唸り声をあげる」といったトラブルに対して、机上の空論ではない実践的な知恵が求められています。

授乳中にウトウト…「寝てしまった時」の安全な対処法

「せっかく母乳を飲んでスヤスヤ寝たのに、ゲップをさせようと抱き直したら大泣きして覚醒してしまった」という失敗談は枚挙にいとまがありません。新生児のゲップで寝てしまった時の対処法として、小児看護の現場では「無理に起こしてまでゲップをさせる必要はない」というのが共通見解です。

睡眠中に胃を強く刺激すると、胃内容物を一気に逆流させて誤嚥を引き起こすリスクが高まります。赤ちゃんが完全に眠気に落ちている場合は、静かに上半身をやや高め(傾斜10〜15度程度)に保ったまま抱っこを数分維持し、ベビーベッドへ静かに着地させます。その際、顔を横に向け、背中に畳んだフェイスタオルなどを差し込んで身体をわずかに斜めに傾けて寝かせることで、万が一の吐き戻し時にも気道へミルクが垂れ込む事故を確実に防ぐことができます。

「うなり声をあげて苦しそう」な時のSOSサインの読み解き方

夜間、赤ちゃんが「ウーウー」「フガフガ」と激しく唸り、顔を真っ赤にして足をバタつかせている光景を目撃すると、親は激しい恐怖を感じるものです。この新生児が苦しそうに唸るゲップ未排出時のサインは、腸や胃に溜まった気泡が内壁を圧迫している典型的な合図です。

この段階で背中を叩いても効果は薄く、お腹の圧力を逃がしてあげることが先決となります。親の手のひらを温め、おへその周りを時計回りに「の」の字を描くように優しくマッサージする、あるいは両足を持って自転車を漕ぐように優しく屈伸運動をさせてあげると、溜まっていたガスが直腸へ誘導され、豪快なおならとともに腹痛が鎮静化します。便秘が数日続いている場合には、綿棒の先端にベビーオイルを塗布して肛門括約筋を刺激する綿棒浣腸を行うことで、ガスと滞留便が一気に排泄され、先ほどまでの唸りが嘘のように穏やかな眠りに戻るケースが多々あります。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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