ナス栽培は剪定で決まる!3本仕立てから夏の更新剪定まで徹底解説
ナス栽培は剪定で決まる!3本仕立てから夏の更新剪定まで徹底解説の特集記事を解説します。最新トレンドが詰まっています。
「ナスは肥料と水さえ与えていれば勝手に育つ」というのは大きな誤解です。ナスを無剪定のまま放置すると、すべての節から勢いよく「わき芽」が伸び続け、株全体がジャングルのように生い茂ってしまいます。この状態に陥ると、株が蓄えた貴重な光合成産物や根から吸い上げた養分が、不要な葉や茎の伸長だけに分散して消費され、肝心の実へ送られる栄養が著しく不足します。
さらに深刻なのが、株内部の環境悪化です。枝葉が過密になると奥まで日光が届かなくなり、花芽の発育不良や落花を引き起こします。また、風通しが悪くなることで湿度が高まり、うどんこ病や灰色かび病、ハダニなどの病害虫の温床となります。実がついたとしても、密集したトゲや硬い枝に擦れて傷果(スレ果)が増え、品質が著しく低下してしまうのです。剪定は単なる見た目の手入れではなく、株の寿命を延ばし高品質なナスを長く採り続けるための必須の生命線といえます。