最小公倍数の求め方を徹底解説!すだれ算の裏ワザと3つの数の解法
最小公倍数の求め方を徹底解説!すだれ算の裏ワザと3つの数の解法の要点や背景を専門的かつ分かりやすくまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。
塾や予備校で必須テクニックとして伝授されるのが、割り算の筆算記号を上下逆にしたような形状の「すだれ算(短除法・連除法)」です。その具体的なステップを「12と18」の実例で確認しましょう。
【すだれ算の基本手順(2つの数の場合)】
- 12と18を横に並べて書き、その左側と下を覆うように割り算の逆記号(L字の枠)を書く。
- 2つの数に共通する約数(公約数)を左側に書く。偶数なので、まず「2」で割る。
- 12÷2=6、18÷2=9 となり、下にそれぞれ「6」と「9」を書く。
- さらに6と9に共通する公約数「3」を左側に書き、下には 6÷3=「2」、9÷3=「3」を書く。
- 下に並んだ「2」と「3」はこれ以上共通の数(1以外)で割れない(互いに素の状態)ため、ここでストップ。
ここで、最大のポイントとなるのが計算の仕上げです。
- 最大公約数:左側に並んだ数だけをかける(2 × 3 = 6)
- 最小公倍数:左側の数と、最下段に残った数を「L字型」にすべてかける(2 × 3 × 2 × 3 = 36)
多くの小学生が疑問を抱き、つまずくのが「なぜ全部かけるのかという理由」です。理由を教えずに「外側を全部かければ答えが出る」と丸暗記させると、数の本質的な意味が抜け落ちてしまいます。
この仕組みは、数を「構成要素(素因数)」に分解して考えると明快です。
- 12 = 2 × 3 × 2 (2が2個、3が1個)
- 18 = 2 × 3 × 3 (2が1個、3が2個)
12と18の共通部分が左側に並んだ「2 × 3 = 6」です。そして、12にするためには残りの「2」をかける必要があり、18にするためには残りの「3」をかける必要があります。つまり、2 × 3(共通部分)に、それぞれの固有の残りカス(2と3)を1回ずつ掛け合わせることで、「12の倍数」であり、かつ「18の倍数」でもある最小の塊(36)が完成するわけです。無駄な重複を省きつつ、両方の数の条件を満たすための数学的な必然性が、あの「L字がけ」に凝縮されています。