アルトリコーダー運指表の完全攻略|ソプラノとの違いと高音サミング術
アルトリコーダー運指表の完全攻略|ソプラノとの違いと高音サミング術に関する専門家の意見を丁寧に解説いたします。
楽器のポテンシャルを引き出す第一歩は、カバーするアルトリコーダー 音域 一覧を把握することです。標準的なアルトリコーダーの実用音域は、中央ハ(C4)のすぐ上の「F4(ファ)」から、2オクターブ強上の「G6(ソ)」、習熟者であれば「A6(ラ)」や「C7(高音ド)」まで達します。
運指システムを理解するうえで避けて通れないのが、「バロック式(イギリス式)」と「ジャーマン式(ドイツ式)」の相違です。小学校向けのソプラノリコーダーには指使いを簡略化したジャーマン式も普及していますが、中学校以上で用いられるアルトリコーダーは、原則としてアルトリコーダー バロック式 運指で統一されています。見分け方は裏面の刻印(「B」ならバロック式、「G」ならジャーマン式)と、管体正面の指孔の大きさです。上から数えて第4孔が第5孔より小さい構造になっていればバロック式です。
バロック式最大の強みは、アルトリコーダー 派生音 シャープ フラットを演奏する際のピッチの安定性にあります。ジャーマン式は「ファ」などの幹音を指1本で押さえられる簡便さがある反面、半音階の音程が大きくぶれる弱点を抱えていました。一方、バロック式は下表のように複雑なフォークフィンガリング(指を1本飛ばして押さえる技法)を採用することで、あらゆる調号に対して濁りのないハーモニーを実現しています。
特に頻出する派生音として、第3オクターブへ移行する際の「B♭(シのフラット)」や「F♯(ファのシャープ)」があります。B♭は左手親指・人差し指・中指・薬指に加え、右手人差し指と薬指を押さえるクロスフィンガリング(第6孔を開けて第7孔を塞ぐ)を使います。この幾何学的な指のコンビネーションに慣れることが、美しいハーモニーを生み出す絶対条件です。