ハンガーノックとは?プロも突如動けなくなる原因と初期症状・即効回復法

ハンガーノックとは?プロも突如動けなくなる原因と初期症状・即効回復法に関する質問を詳しくまとめました。専門的な情報をチェックしましょう。

ハンガーノックは「起きてから治す」ものではなく、「起こさせないための事前計画」がすべてです。運動栄養学の第一人者アスカ・ヨーケンドラップ(Asker Jeukendrup)教授らの研究に基づき、実践的な予防プロトコルを確立しておく必要があります。

1. 出発前(グリコーゲンの初期充填):
運動開始の2〜3時間前までに、炭水化物中心の朝食(うどん、おにぎり、バナナ、トースト等)をしっかり摂取し、肝臓と筋肉のタンクを満タン(約2,000kcal)にしておきます。朝一番の絶食状態でスタートを切る行為は、自ら燃料切れトラップに飛び込むようなものです。

2. 走行中(定時・定量の機械的補給):
走行中は「空腹感」を判断基準にしてはなりません。「1時間ごとに炭水化物30〜60g(120〜240kcal)」を身体に送り込むルールを設定します。スマートウォッチのタイマーを活用し、30分ごとに一口、あるいは40分ごとにエナジージェル半分や羊羹1本を摂取する習慣をつけることが、終盤のエネルギー枯渇を完全に遮断します。

3. デュアルカーボ(複合糖質)の活用:
長距離・高強度のロングライドでは、単一のブドウ糖(グルコース)だけでなく、果糖(フルクトース)を2:1の割合で組み合わせた補給食を活用することで、腸管のトランスポーター(輸送体)を複数稼働させ、1時間あたり最大90gもの糖質を胃もたれせずに吸収させることが可能です。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest