サカナクション「忘れられないの」コード進行と弾き方をプロが徹底分析
サカナクション「忘れられないの」コード進行と弾き方をプロが徹底分析の注目ポイントを詳しく解説してご紹介します。
アルバム『834.194』のDisc 2「194」の冒頭を飾る「忘れられないの」は、フロントマンの山口一郎が日本の歌謡曲・ニューミュージックの黄金期に対する敬意を注ぎ込んだ意欲作です。当時の特番インタビューや公式ドキュメンタリーにおいて、山口は「ただの懐古主義(ノスタルジー)ではなく、80年代当時のミュージシャンたちが命を削って構築した圧倒的に緻密なコードワークとレコーディング技術を、現代の機材と感覚で完全再現したかった」という趣旨の告白を残しています。
1980年代初頭の山下達郎、大滝詠一、あるいはカルロス・トシキ&オメガトライブを彷彿とさせるアレンジは、音色の選定からミックスに至るまでミリ単位のこだわりで満ちています。ファンクやディスコの文脈を取り入れた軽快なビートの上に乗る、哀愁を帯びたメロディライン。そのエモーショナルな質感を生み出している最大の要因こそが、緻密に計算されたコードプログレッションにあります。