スカイツリー建設費650億円の全貌!回収の現状と東京タワー比較
スカイツリー建設費650億円の全貌!回収の現状と東京タワー比較の注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。
東京スカイツリー計画における総事業費は約650億円という巨大な規模に達しました。ただし、この650億円すべてがタワー本体の建設に使われたわけではありません。プロジェクト全体を俯瞰すると、その内訳は明確に分かれています。
工事費用の内訳を見ると、タワー本体の建築工事費が約400億円、足元に広がる商業施設「東京ソラマチ」やオフィスビル「東京スカイツリーイーストタワー」などを含む街区全体の開発費用・関連設備費が約250億円となっています。つまり、単に電波塔を建てただけでなく、約3.69ヘクタールにおよぶ「東京スカイツリータウン」という一大複合都市をゼロから創出したプロジェクトでした。
この巨額資金を誰が出資したのかという点も極めて特徴的です。スカイツリー建設は国や東京都の税金を投じた公共事業ではなく、東武鉄道を中心とした民間主導のプロジェクトです。事業運営主体である「東武タワースカイツリー株式会社」は東武鉄道の完全子会社であり、日本政策投資銀行をはじめとする民間金融機関からのプロジェクトファイナンスやシンジケートローンを活用して資金調達が行われました。徹底した採算性の検証を経て民間マネーが集結した点が、昭和の大プロジェクトとは一線を画しています。