歯周病の手遅れ症状と抜歯の境界線!骨が溶ける最終警告の真実
歯周病の手遅れ症状と抜歯の境界線!骨が溶ける最終警告の真実の要点を分かりやすくまとめてご紹介します。
Q1:グラグラ揺れている歯は、もう抜歯するしか治療法はありませんか?
A1:動揺の度合いと骨の残り方によります。前後左右にわずかに揺れる程度(動揺度1〜2度)で、垂直的な骨欠損であれば、隣の歯と歯科用接着レジンで一時的に連結して固定する「暫間固定(ざんかんこてい)」を行い、噛み合わせの負担を減らしながらリグロス等の再生療法を行うことで動揺が収まるケースがあります。ただし、上下に沈み込む動揺度3度の場合や、骨が根の先まで完全に溶けている場合は、保存を試みても数ヶ月以内に脱落するため抜歯が妥当と判断されます。
Q2:歯周ポケットが7ミリと言われました。自覚症状がないのですが本当に手遅れですか?
A2:痛みがないからといって安全なわけではありません。ポケット7ミリは明確な「重度歯周炎」であり、肉眼で見えない歯槽骨の破壊が急速に進行している状態です。自覚症状がないのは、膿がポケットの隙間から自然に排出されて内圧が上がっていないからに過ぎません。体調悪化や免疫力低下によって排膿路が塞がると、一晩で顔が変形するほど大きく腫れ上がり激痛に襲われます。直ちに歯周外科手術や専門治療が可能な歯科医院を受診してください。
Q3:エムドゲインとリグロスの違いは何ですか?どちらを選ぶべきでしょうか?
A3:最大の差異は「主成分」と「費用(保険適用の可否)」です。リグロスは人工的に合成された増殖因子製剤で、国の認可を受けた保険適用薬(窓口負担約1.5万〜2.5万円)であり、強い血管新生作用による確実な骨再生が期待できます。一方のエムドゲインはブタ歯胚由来のタンパク質で、自費診療(約8万〜15万円)となりますが、世界的に25年以上の圧倒的な臨床実績があり、適応範囲の広さと術後の組織の成熟度において根強い支持があります。どちらが適しているかは骨欠損の立体的な形状(1壁性〜3壁性)によって異なるため、マイクロスコープやCT診断を備えた歯周病専門医と相談して決定するのが確実です。