なぜ錆びた釘?ラスティネイルの由来と度数・黄金比レシピの全貌

なぜ錆びた釘?ラスティネイルの由来と度数・黄金比レシピの全貌の詳細について、最新情報を取りまとめてご紹介します。

ラスティネイル(Rusty Nail)の語源を調べると、インターネット上や酒場の雑談では「かつてスコットランドやイギリスの造船所で、マドラーがなかった労働者が錆びた釘を使ってかき混ぜたから」という荒唐無稽なエピソードが語られることがあります。しかし、国際バーテンダー協会(IBA)の記録やカクテル史の研究者によると、これは後から作られた俗説(バーの都市伝説)に過ぎません。

歴史的な事実として、ウイスキーとドランブイを合わせる飲み方自体は1930年代から存在していました。1937年の「英国見本市」のために考案された「B.I.F.(British Industries Fair)」というカクテルがその原型とされています。その後、1950年代初頭のニューヨーク・マンハッタンにある名門レストラン「21クラブ(21 Club)」のバーテンダーがこの組み合わせを再構築し、定着させました。

有力視されているラスティネイルの由来と真相は、大きく分けて次の2つの説に集約されます。

第1に、ドランブイの深い琥珀色とウイスキーが混ざり合った液体の色合いが、まるで「赤錆びた古釘」のように見えたという視覚的由来です。暗がりのバーライトの下で見るその色調は、確かに鈍く光る赤褐色をたたえています。

第2に、英語圏のスラングとしての語源です。古くからスコットランドやアメリカの俗語において、「Rusty Nail」には「古めかしいもの」「古くからの頑固者」、あるいは朝の一杯の酒を指す「気付け薬(a hair of the dog)」といったニュアンスが含まれていました。1960年代にはフランク・シナトラ率いる大スター集団「ラット・パック(Rat Pack)」がこのカクテルを愛飲したことで全米に大流行し、無骨で男らしいイメージとともに「ラスティネイル」の名が世界中へ定着していきました。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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