団体名で見かける「一社」とは?一般社団法人の正体と設立メリットの真実
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法人の設立を検討する際、最も比較対象に挙がるのが「株式会社」と「特定非営利活動法人(NPO法人)」です。これらは名称の響きこそ似ている部分があるものの、法的な性格や設立にかかる時間、税制上の扱いは明確に分かれています。
項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価設立時最小人数2名以上(社員=設立者)株式会社:1名〜
NPO法人:10名〜NPO法人の10名確保に比べ参入障壁が極めて低く、迅速に立ち上げ可能。法定設立費用(実費)約11万円
(公証人認証約5万円+登録免許税6万円)株式会社:約20万〜25万円
NPO法人:実質0円(認証手続き)株式会社より初期投資を抑えられ、資本金要件も0円から設立できる点が魅力。所轄庁の許認可不要(法務局での登記のみ)株式会社:登記のみ
NPO法人:所轄庁の認証(約3〜5ヶ月)行政の裁量が入らないため、書類不備がなければ数週間で事業を開始できる。利益の配当(剰余金の分配)法律上、一切不可株式会社:株主配当可能
NPO法人:一切不可「非営利」の真の意味はここにある。出資者への金銭的配当は禁止されている。税務上の取り扱い要件により全所得課税または収益事業課税に二極化株式会社:全所得課税
NPO法人:収益事業のみ課税「非営利型」の要件を満たさない一般社団法人は、株式会社と税率が完全に同じ。
決定的な違いは「剰余金の配当ができるかどうか」という1点に集約されます。株式会社は株主に対して利益を配当することを前提とした「営利法人」ですが、一般社団法人はどれだけ利益を出しても、社員(構成員)に配当金として分配することは法律で固く禁じられています。これが法律上の「非営利」の正確な定義です。