練乳とは?コンデンスミルクとの違いや原材料・保存法を徹底解説

練乳とは?コンデンスミルクとの違いや原材料・保存法を徹底解説の具体的な内容に迫る! 専門的な視点で紐解きます。

製菓材料売り場で見かける「エバミルク」という名称は、英語の「evaporated milk(蒸発させたミルク)」に由来します。前述の通り、これは日本の規格における「無糖練乳」を指します。

甘い加糖練乳とエバミルクの最大の違いは、「しょ糖の有無」と「殺菌・保存のアプローチ」にあります。加糖練乳は全体の約45%前後に達する高い糖分によって浸透圧を高め、細菌の繁殖を物理的に抑え込む製法を採用しています。一方、エバミルクは砂糖を含まないため浸透圧による防腐効果が期待できず、缶詰に充填した後に高温高圧滅菌を施すことで長期保存を実現しています。

項目加糖練乳(一般的な練乳)無糖練乳(エバミルク)普通牛乳(比較参考)原材料生乳、しょ糖(約45%前後)生乳のみ(無添加濃縮)生乳100%乳固形分規格28.0%以上(うち乳脂肪分8.0%以上)25.0%以上(うち乳脂肪分8.0%以上)8.0%以上(うち乳脂肪分3.0%以上)100gあたりエネルギー約315〜330 kcal約130〜140 kcal約61 kcal100gあたり炭水化物約55.5〜56.0 g(大半が糖質)約9.5〜10.0 g(乳糖由来)約4.8 g主な調理用途フルーツ、かき氷、製菓、珈琲シチュー、カレー、プリン、紅茶日常飲用、汎用調理

無糖練乳は加熱滅菌のプロセスを経るため、わずかに褐色がかったクリーム色をしており、特有の加熱乳香(ミルキーな香気)を持ちます。料理にコクを出しつつ余計な甘味をつけたくない場合や、本格的なカスタードプリンを作るプロの厨房現場では、エバミルクが欠かせない隠し味として重宝されています。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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