シクラメンの花が終わったら?来年も咲かせる手入れと夏越しの極意
シクラメンの花が終わったら?来年も咲かせる手入れと夏越しの極意とは一体何なのか? 背景や要点を整理してお届けします。
花が終わった直後から初夏にかけて行う日常管理は、翌年の開花クオリティを左右する最も重要な作業です。ここではプロの生産者が実践する基本のお手入れ3手順を解説します。
1. 正しい花がら摘みと黄色くなった葉の処理
シクラメンの花がら摘み やり方は、ハサミを一切使いません。ハサミを使うと残った茎の組織が腐敗しやすいためです。作業手順は極めてシンプルです。
花茎や黄色くなった葉の根元近くを指先でしっかりとつまみ、軽くねじりながら真上へ引き抜くのが鉄則です。健全な株であれば「プチッ」と心地よい感触とともに、球根の付け根からきれいに外れます。万が一、途中でちぎれて球根側に茎が残ってしまった場合は、ピンセット等で残骸を完全に取り除き、傷口を乾燥させて雑菌の侵入を防ぎます。
2. 光合成と新芽形成を促す「葉組み」のテクニック
シクラメン 葉組み コツは、球根の中央(クラウン部分)に日光を届けることにあります。鉢の外側にある大きな葉を優しく外側に広げ、中央に密集している新芽や小さな葉を中心から外へと放射状に押し広げます。中央部をすり鉢状に開けて球根の頂部を露出させることで、以下の3大効果が得られます。
第一に、球根頂部の成長点に直射日光が当たり、秋に出る花芽の分化が大幅に促進されます。第二に、株中心部の通気性が向上し、梅雨時期の過湿によるカビや腐敗を劇的に防止します。第三に、葉同士の重なりが解消され、株全体の光合成効率が最大化されます。