肝硬変から迫る食道静脈瘤の危機!破裂の前兆と最新治療の全貌
肝硬変から迫る食道静脈瘤の危機!破裂の前兆と最新治療の全貌の見逃せないポイントをわかりやすく整理しました。
食道静脈瘤の治療は、日本門脈圧亢進症学会が策定する治療ガイドラインに沿って、出血時の緊急止血、破裂前の予防的治療、そして再発防止を目的に行われます。現在、主流となっているのは身体への負担が少ない内視鏡治療です。
代表的な手法として以下の2つが確立されています。
- 内視鏡的結紮術(EVL):内視鏡の先端に取り付けた小さなゴムバンドで静脈瘤の根部を縛り、血流を遮断して組織を壊死・脱落させる治療法。手技が比較的簡便で合併症が少なく、緊急止血や予防的治療の第一選択として広く普及しています。
- 内視鏡的硬化療法(EIS):静脈瘤内またはその周囲に硬化剤(エタノールアミンオレイン酸塩など)を直接注入し、血管を固めて閉塞させる手法。供血路(静脈瘤に血液を送り込む血管)ごと根治的に固めることができるため、再発率を下げる効果が高いとされています。
近年では、まず安全性の高いEVLで迅速に静脈瘤を消失させ、必要に応じてEISやアルゴンプラズマ凝固法(APC)を組み合わせるハイブリッド治療も行われており、患者の肝予備能や血管の形状に応じた緻密な選択がなされています。