自宅でのお線香のあげ方と正しい作法|息で消すNg理由や宗派別の本数解説
自宅でのお線香のあげ方と正しい作法|息で消すNg理由や宗派別の本数解説を詳しくリサーチ! 知っておきたい トピックの裏側を凝縮して配信します。
仏壇の前に座り、お線香に火を灯した直後、思わず息を「フッ」と吹きかけて火を消そうとしていないでしょうか。仏教の礼法において、線香の火を息で吹き消す行為は最大の禁忌(タブー)とされています。
仏教の教えにおいて、人間の口は「嘘」「悪口」「二枚舌」といった罪業(口業・くごう)を生み出す不浄な器官と位置づけられています。仏前にお供えする清浄な火や香に対して、人間の穢れた息を吹きかけることは、仏や故人を侮辱する行為にあたると捉えられてきました。そのため、火を消す際は線香の消し方 手であおぐ作法が基本中の基本となります。
具体的な所作としては、まず右手に持ったお線香にろうそくの火を灯し、炎が上がったら左手で上から下へ素早くあおいで風で消します。もしくは、線香を持った右手を垂直に素早く下へ引くように動かして消すのがスマートです。決して焦って息を吹きかけてはいけません。
仏壇に向き合う際の仏壇の拝み方と合掌の作法も、一連の流れとして身体に馴染ませておく必要があります。
座布団の少し手前に正座し、まず遺族へ向けて深く一礼します。その後、仏壇の正面に向き直り、本尊や遺影へ一礼してからろうそくに火を灯し、お線香を焚きます。線香を香炉へ納めた後、背筋を伸ばして胸の前で両手を合わせる(合掌)。このとき、指先を揃えて約45度の角度で傾け、静かに頭を下げて心の中で冥福を祈ります。祈り終えたら再び深く一礼し、座布団から少し膝を引いて遺族へ一礼を返すのが、淀みのない美しい流れです。