法面とは?読み方「のりめん」の意味や切土・盛土の違い、最新工法を解説

法面とは?読み方「のりめん」の意味や切土・盛土の違い、最新工法を解説に関するポイントを分かりやすくまとめました。詳細な解説をチェックしましょう。

むき出しの土は降雨や紫外線、凍結融解によって急速に風化し、侵食されます。これを防ぐために施されるのが法面工事(法面保護工)であり、目的や地盤強度に応じて複数の工法が使い分けられます。

景観保全や自然環境への配慮が求められる現場では、「植生工(緑化工法)」が第一選択となります。種子や肥料、保水材を混ぜ合わせた基材を斜面に吹き付ける「植生基材吹付工」や、種子入りのマットを敷設する「植生マット工」があり、植物の根を地中に張らせることで表土の流出を抑えます。

土壌が痩せていて植物が生育しにくい場所や、風化しやすい岩肌には「モルタル・コンクリート吹付工」が用いられます。斜面に金網を張り、高圧ポンプでセメント材料を直接吹き付けて表面を完全に被覆し、雨水の浸透と風化を遮断します。

さらに地山が脆弱で崩壊の危険が高い難所では、強固な骨組みをつくる「法枠工(フリーフレーム工法など)」が採用されます。一般的な施工手順は以下の通りです。

1. 斜面の整形・浮石の除去
2. 鉄筋を格子状に配筋し、型枠を設置
3. 型枠内に高強度コンクリートを吹き付けて強固な枠構造を形成
4. 枠の交点に「グラウンドアンカー」を打ち込んで深部地盤に定着させ、枠内には植生工や中詰工を施工

格子状の構造が斜面全体を押さえつけることで、大規模な斜面崩壊を物理的に抑止します。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest