ハイエース17インチで後悔?車検と乗り心地の真相をプロが徹底検証
ハイエース17インチで後悔?車検と乗り心地の真相をプロが徹底検証について知っておくべき 事実を分かりやすく解説いたします。
「ハイエースに社外17インチを装着すると車検に通らない」という噂がネット上を駆け巡っていますが、これは完全なデマではなく、法規の理解不足が生んだ「半分の事実」です。ハイエースの4ナンバー(小型貨物)および1ナンバー(普通貨物)登録車両には、一般的な乗用車(5・3ナンバー)とは根本的に異なる保安基準が課せられています。
まずホイール本体に関して、国土交通省の定める技術基準としてハイエースバン貨物車用タイヤ規格JWL-Tの刻印が必須となります。乗用車用の「JWL」マークのみのホイールを貨物バンに装着した場合、耐荷重性能不足と見なされ即座に保安基準不適合となります。ハイエース専用ホイールはハイエースホイール6穴PCD139.7という特殊ピッチで作られており、大手メーカーの専用設計品であればJWL-T規格をクリアしているケースが一般的ですが、中古品や海外直輸入品の中にはJWL刻印のみの製品が紛れ込んでいるため細心の注意を払わなければなりません。
さらに見落としがちな落とし穴がタイヤ側のスペックです。大手ディーラーの整備記録や整備振興会の指導指針でも、型式「200系(TRH200V、KDH206V、GDH201Vなど)」の貨物モデルについて「純正がLT規格の場合、乗用車規格(エクストラロード/XL規格含む)を選択すると定期点検や車検の受け入れができない」と明記されています。ハイエース17インチ車検対応基準を満たすには、タイヤ側面に「LT」または「C(コマーシャル)」表記があり、車両総重量に応じた規定のロードインデックス(単輪107〜109前後)を確保したタイヤの装着が絶対条件です。