虫刺されにリンデロンは効く?VsとVgの違いや子供・顔への塗り方解説
虫刺されにリンデロンは効く?VsとVgの違いや子供・顔への塗り方解説に関する主要な事実を詳しくまとめました。詳細な解説をご覧ください。
結論から申し上げますと、激しい痒みや赤みを伴う虫刺されに対して、リンデロンは極めて高い鎮静効果を発揮します。ただし、ひとくちに「リンデロン」と呼んでも、薬局・ドラッグストアで購入できる指定第2類医薬品と、医療機関で処方される医療用医薬品の間には明確な成分の違いが存在します。
市販薬として広く流通しているリンデロンVsの主成分は、抗炎症作用を持つステロイド成分「ベタメタゾン吉草酸エステル」です。一方で、医療現場で処方されるリンデロンVgには、同一のステロイド成分に加えて「ゲンタマイシン硫酸塩」というアミノグリコシド系の抗生物質(抗菌薬)が配合されています。また、抗生物質を含まない単一成分の処方薬としてリンデロンVも存在します。
ここで多くの方が陥る誤解が、「化膿止め(抗生物質)が入っているリンデロンVgのほうが虫刺されによく効くのではないか」という思い込みです。虫刺されの初期反応はアレルギー性の炎症であり、細菌感染ではありません。傷口が化膿していない純粋な虫刺されに対して抗生物質配合のリンデロンVgを漫然と使用すると、常在菌のバランスを崩したり、抗生物質に対する耐性菌を生み出すリスクが生じます。そのため、手元に残っている過去の処方薬を自己判断で再利用するのではなく、虫刺されの初期治療には単剤のリンデロンVs(市販薬)または皮膚科で新たに処方された薬剤を使用するのが鉄則です。