日本アカデミー賞2023ノミネート発表日と受賞結果一覧総まとめ
話題沸騰中の 日本アカデミー賞2023ノミネート発表日と受賞結果一覧総まとめについて、詳しいまとめをご紹介しています。
第46回の最大のハイライトは、平野啓一郎の同名小説を映画化した映画『ある男』による席巻でした。最優秀作品賞、最優秀監督賞(石川慶)、最優秀脚本賞(向井康介)、最優秀主演男優賞(妻夫木聡)、最優秀助演男優賞(窪田正孝)、最優秀助演女優賞(安藤サクラ)に加え、録音賞と編集賞を合わせた最多8部門の最優秀賞を獲得しました。
授賞式の現場取材を通じて特に印象的だったのは、壇上で繰り広げられたキャスト陣の剥き出しの感情です。最優秀助演女優賞に輝いた安藤サクラは、スピーチの場で子育てと映画撮影の両立における苦悩を赤だらに吐露しました。「現場に行くのが怖かった」「引退も考えた」と涙を滲ませながら語る安藤に対し、客席で見守る妻夫木聡が温かい眼差しで頷きを送る光景は、映画制作の過酷さと現場の連帯感を象徴する名場面となりました。
また、最優秀主演女優賞を受賞した岸井ゆきのは、三宅唱監督がメガホンをとった16ミリフィルム撮影の意欲作『ケイコ 目を澄ませて』で受賞。「映画が大好きで、ずっと映画を観てきた自分がこの場所に立てていることが信じられない」と声を震わせながら語った純粋な映画愛は、会場中の映画人から惜しみないスタンディングオベーションを受けました。