和製ハーレー「陸王」の真実!誕生秘話と倒産の真相、驚愕の中古相場
和製ハーレー「陸王」の真実!誕生秘話と倒産の真相、驚愕の中古相場にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。
陸王の歴史を語る上で外せないのが、サイドカー(側車付き二輪車)としての活躍です。大日本帝国陸軍に「九七式側車付自動二輪車」として正式採用されたほか、戦後は警視庁の白バイや官公庁の公用車として重用されました。悪路走破性と重量物を運搬できるトルクフルな特性は、当時の日本において唯一無二の存在でした。
戦後、排気量750ccの「陸王RQ」が登場すると、民間市場でも高級大型バイクの代名詞となります。さらに1950年代後半、近代化を図るべく設計されたのが名機「陸王RT2(750cc)」でした。旧態依然としたサイドバルブ方式から、当時の最新トレンドであったOHV(オーバーヘッドバルブ)方式へとエンジンを刷新。最高出力は25馬力まで引き上げられ、流麗なフェンダーデザインとともに陸王の集大成と呼ばれる完成度を誇りました。
また、市場のすそ野を広げるために投入された単気筒モデル「グローリー(FB型 350cc)」や「F型(250cc)」などの中型車も展開。陸王独特の重厚な乗り味とステータス性は、当時のライダーにとって憧れの頂点に君臨していました。