ワセリンとグリセリンの違いとは?保湿の罠と2026年最新の肌質別使い分け
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ワセリンを選ぶ際、ドラッグストアの店頭で「黄色ワセリン」「白色ワセリン」「プロペト」「サンホワイト」の4種が並び、どれを買うべきか迷う消費者が少なくありません。この差異はひとえに精製純度の違いにあります。
原油から抽出された黄色ワセリンは精製度が比較的低く、微量な不純物を含むため、日光(紫外線)に当たると酸化して過酸化脂質を生み、接触皮膚炎(かぶれ)や油焼けを誘発する懸念がゼロではありません。これを医療用に高純度精製したものが日本薬局方の白色ワセリンです。
さらに臨床の現場で差別化されているのが、白色ワセリンとプロペトの違い、そしてサンホワイトと純度の比較です。プロペトは白色ワセリンの不純物をさらに除去し、融点を体温付近に調整することで滑らかさを向上させたもの。眼科領域で結膜嚢内に塗布する軟膏基剤としても認可されており、まぶたや口唇など極めてデリケートな粘膜境界部にも安全に使用できます。
その頂点に位置するサンホワイトは、水素添加・超精製技術により、紫外線を吸収する芳香族化合物を徹底的に排除した最高純度グレードです。酸化安定性が群を抜いて高く、直射日光下に晒される日中の顔用保護膜としても劣化しません。アトピー・敏感肌のスキンケア手順においては、わずかな酸化物質すらアレルゲン刺激になり得るため、一般的な白色ワセリンではなくプロペトまたはサンホワイトを指定する皮膚科医が主流です。