子どものイチゴ舌を見分ける方法|溶連菌・川崎病・単なる舌炎の違い
子どものイチゴ舌を見分ける方法|溶連菌・川崎病・単なる舌炎の違いを正しく行うための重要なポイントをご紹介します。
子どもの舌にイチゴ状の変化を発見した際、どの診療科へ、どのタイミングで連れて行くべきか迷う保護者は少なくありません。明確な受診指針を把握しておく必要があります。
子どもの場合は迷わず「小児科」を受診してください。大人の場合は「耳鼻咽喉科」または「一般内科」が適切な窓口となります。
小児科外来では、以下のような手順で迅速診断が進められます。
- 問診・視診:発熱期間、喉の痛み、目の充血、皮膚の発疹、BCG痕の状態を精査。
- 溶連菌迅速抗原検査:細い綿棒で咽頭粘膜を拭い、約10〜15分で溶連菌の陽性・陰性を判定。
- 血液検査・CRP測定:川崎病が疑われる場合、炎症反応や肝機能、血小板数の動向を確認。
- 心臓超音波(エコー)検査:川崎病の疑いが濃厚な場合、冠動脈の拡大や瘤の有無を即座にチェック。
治療において最も重要な注意点は、溶連菌と診断された場合の「抗菌薬の完全服用」です。ペニシリン系抗菌薬を服用し始めると、通常1〜2日で解熱し喉の痛みも引きます。しかし、そこで親の判断で服薬を中断すると、体内に残存した溶連菌が後から自己免疫異常を引き起こし、「急性溶連菌感染後糸球体腎炎」や「リウマチ熱(心臓弁膜症の原因)」を誘発する危険性があります。医師から指示された日数(通常10日間前後)は、症状が消えても確実に薬を飲み切らなければなりません。