京都・七味家本舗の真実|清水寺参道で360年続く理由と名品徹底解剖
京都・七味家本舗の真実|清水寺参道で360年続く理由と名品徹底解剖にまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。
日本の食文化を彩る「日本三大七味」には、浅草寺門前の「やげん堀(中島商店)」、善光寺門前の「八幡屋礒五郎」、そして清水寺門前の「七味家本舗」が存在します。これら3社は、それぞれの地域の食文化や風土に合わせて全く異なる配合アプローチを採用しています。
最大の特徴は、関東や信州の七味が「唐辛子の辛さや焙煎の香ばしさ」を軸に置くのに対し、京都の七味家本舗は「辛さを抑え、素材の香りと青みを極限まで際立たせる」点にあります。昆布や鰹節を贅沢に使った繊細な「京料理の出汁」を邪魔せず、むしろだしの旨味を引き立てるための調合が施されているのです。
原材料を見ると分かる通り、七味家本舗は他社で定番の「陳皮(ミカンの皮)」や「生姜」を使用せず、「青紫蘇(青じそ)」と「青海苔」をふんだんにブレンドしています。この青紫蘇が持つ爽快な酸味と清涼感、そして丹念に挽かれた山椒の刺激が、白胡麻・黒胡麻のコクと合わさることで、唯一無二の気品ある香りを生み出しています。