熱海Moa美術館の見どころは?圧巻の万華鏡や国宝・割引裏ワザを徹底解説

熱海Moa美術館の見どころは?圧巻の万華鏡や国宝・割引裏ワザを徹底解説の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

熱海MOA美術館を象徴する体験は、エントランスをくぐった瞬間から始まります。総延長約200メートル、高低差約60メートルを誇る7基のエスカレーターが続く地下トンネルは、無機質な静寂とグラデーション照明が織りなす非日常の導入空間です。その道中に現れるMOA美術館 万華鏡 円形ホールは、直径約20メートル、天井高約10メートルの巨大ドーム空間で、万華鏡作家の依田満・百合子夫妻による美しいプロジェクションマッピングが天井一面に投影されます。クラシック音楽が静かに響く中、刻一刻と変化する幾何学模様の光は、国内外の旅行者を惹きつけてやまない随一のフォトスポットです。

美術コレクションにおける最大の白眉は、江戸時代中期の巨匠・尾形光琳が描いた国宝『紅白梅図屏風』です。右隻に白梅、左隻に紅梅を配し、中央に末広がりの水流を大胆な意匠で描いた琳派の最高傑作として名高く、例年、梅の開花シーズンにあたる2月前後に期間限定で特別公開されます。保存上の理由から通年展示は行われないため、この時期は全国から多くの美術愛好家が集まります。

さらに見逃せないのが、現代美術家・杉本博司氏による空間演出です。MOA美術館 建築 杉本博司氏の設計思想が随所に息づく展示空間では、樹齢数百年の屋久杉や高野槙、行者石といった古材・自然素材がふんだんに用いられています。また、ガラスの存在をまったく感じさせない超低反射高透過ガラス「モナリザ」が採用されており、鑑賞者と文化財を隔てる境界線を極限まで排除。かつて日本家屋の床の間で鑑賞されていたような、自然で親密な光のなかで名品と対峙できる環境が構築されています。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest