ヘンリーの法則の罠!「体積一定」の真相と共通テスト計算を完全攻略
話題沸騰中の ヘンリーの法則の罠!「体積一定」の真相と共通テスト計算を完全攻略について、多角的な視点をご紹介しています。
Q1:ヘンリーの法則は、水以外の液体(有機溶媒など)にも適用できますか?
A1:適用可能です。エタノールやベンゼンなどの有機溶媒に対しても、気体が難溶性であり、かつ溶媒と化学反応を起こさない限りヘンリーの法則が成立します。ただし、気体の種類と溶媒の組み合わせによって比例定数(溶解度係数)の値は大きく異なります。
Q2:二酸化炭素($\text{CO}_2$)の計算でヘンリーの法則を使ってよいのか迷います。基準はありますか?
A2:高校化学や大学入試の範囲においては、問題文に「$\text{CO}_2$ はヘンリーの法則に従うものとする」といった明記がある場合、あるいは気体の溶解度計算として出題されている場合は、そのまま法則を適用して計算して差し支えありません。炭酸飲料のように数気圧程度の領域であれば、実用上ヘンリーの法則を用いた近似計算が標準として扱われます。
Q3:なぜ温度が高くなると、ヘンリーの法則の比例定数は小さくなる(気体が溶けにくくなる)のですか?
A3:気体が液体に溶解するプロセスは、一般に発熱反応だからです。ルシャトリエの原理により、温度を上げると熱を吸収する方向(溶解を妨げ、気体分子として飛び出していく脱離方向)へと平衡が移動します。また、温度上昇に伴い液中分子の熱運動が激しくなるため、気体分子が分子間力で液相内に留まりにくくなることも理由です。