梅の剪定時期は夏と冬で何が違う?失敗せず花を咲かせる切り方の極意
梅の剪定時期は夏と冬で何が違う?失敗せず花を咲かせる切り方の極意について知っておくべき 理由を分かりやすい構成で解説いたします。
「去年はたくさん切ったのに、春になっても花が全く咲かなかった」という声の多くは、夏と冬の役割の違いを混同したことに起因しています。
梅の花芽は、前年の7月下旬から8月中旬の高温期に形成されます(花芽分化)。春に伸びた短い枝(短枝)の葉の付け根に作られた花芽は、秋から冬にかけて成熟し、翌春に開花を迎えます。この植物生理のメカニズムを理解していないと、秋や初冬の剪定でせっかくできた花芽を枝ごと切り捨ててしまう事態に陥ります。
剪定時期による役割と作業内容の違いをまとめた比較データは以下の通りです。
冬の剪定では花芽の位置が肉眼で明確に確認できます。丸みを帯びてふっくらしているのが「花芽」であり、細長く先端が尖っているのが葉や枝になる「葉芽」です。冬の剪定を行う際は、短枝(長さ10〜15cm以下の短い枝)に密集している花芽を残し、養分を無駄食いする不要な枝だけを狙い撃ちにして切り落とすことが肝心です。